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省エネ、快適な家づくり

スウェーデンハウス環境方針

スウェーデンハウスは、環境先進国スウェーデンの住思想を背景に、天然木の香りあふれる家づくり、省エネ・快適性能の追求、住宅の機能と価値の長寿化、日本風土への調和と融合を推進します。
これにより生活消費エネルギーの極小化、クリーンエネルギーの効果的な利用、CO2の長期固定化、資源の節約、廃棄物の削減と再活用をはかり、生物多様性を尊重し、地域と地球全体の環境保全に貢献します。

スウェーデンハウスとは

  1. 技術の進歩や環境の変化に対応し、常により環境負荷の小さな家を建てられるように、継続して改善を行っていきます。
  2. 環境関連法規は最低限の基準と考え遵守するとともに、より厳しい自主基準を課して環境保全に努めていきます。
  3. 環境負荷の小さな家を提供するにあたり、企業活動のあらゆる面でのムダをなくし、資源の有効活用をはかります。
  4. 持続可能な森林経営を支援し、生物の多様性を守るため、木材調達方針を策定します。
  5. 全社員に対する環境教育を継続して行い環境意識を高めるとともに、協力施工店等に対しても、当社環境方針への理解と協力を要請します。

スウェーデンハウスの家づくり

スウェーデンハウスは、人も地球も快適にする

地球環境への配慮は、人の健康や安全と両立させたうえで考え、人へのやさしさ、地球へのやさしさ、その二つが重なるところに私たちが目指す「快適」があります。

CO2を削減しているスウェーデンハウスの窓

窓からの熱の流入・流出を大幅に低減

スウェーデンハウスでは創業当初から木製サッシ3層ガラス窓を全棟で標準装備しています。高い断熱性能を確保するためには、建物の躯体だけでなく窓、玄関ドアなどの開口部の断熱化が必須となるためです。特に木製サッシにこだわっている理由は、木はアルミに比べて約1,700倍の断熱性能があり、さらに湿度調整機能が備わっているため、高温多湿な日本の気候に適した素材だからです。そして3層ガラスによってさらに断熱性能を高めています。複層ガラスは中空層(アルゴンガス入り)が優れた断熱材となります。一般的な複層ガラス(2層のガラス)の中空層6mmに対して、スウェーデンハウスでは12mmの中空層を設け、3層ガラスに挟まれた中空層は12mm×2=24mmにもなります。ガラス自体も4mm(2層ガラスは3mm)と厚いガラスを採用。室外・室内側にはLow-Eガラスを標準装備しているので、夏の日射熱の流入を半減させると同時に、有害な紫外線も約78%もカットします。

1棟でブナの木33本分のCO2を削減

スウェーデンハウスの木製サッシ3層ガラス窓とアルミサッシシングルガラスを採用した窓では、どれだけ断熱性能が違うのでしょうか?窓の違いによるCO2削減量を試算してみました。スウェーデンハウス1棟につき、窓の断熱性能だけに注目して比較すると、CO2削減量は1年間にブナの木が吸収するCO2量約33本分に相当します。これまで全国に建設されているスウェーデンハウス(約34,307棟/2019年3月末現在)に換算すると約113万本分になります。

普通に暮らすだけで快適と省エネの両立が可能

約40%も少ないエネルギーで快適生活

近年、冷暖房機器等の省エネ性能は格段に高くなっていますが、建物の断熱性能が低いと、最新機器を採用しても使うエネルギーはたくさん必要になります。スウェーデンハウスは

  1. 家全体を包み込む分厚い断熱材
  2. 木製サッシ3層ガラス窓
  3. 高気密施工

により、質の高い省エネ性能を標準仕様としています。外気の暑さ、寒さの影響を防ぎ、しかも家中の温度変化が少ない「快適に省エネ生活ができる家」を実現しています。
スウェーデンハウスは一般住宅の一次エネルギー消費量※1を100%とした場合、約40%も少ないエネルギーで快適に生活できます(図参照)。

  1. 建物全体で使用するエネルギー量
スウェーデンハウスは標準仕様のままZEH+の性能をクリアできます
ゼロエネルギー住宅にも一歩先の対応

国は低炭素社会を目指し、住宅分野ではエネルギー消費量やCO2(二酸化炭素)排出量の削減を目指し住宅の省エネ・省CO2化を推進しています。その目標となっているのが『ZEH』(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)やLCCM住宅(ライフサイクルカーボンマイナス住宅)です(図参照)。
『ZEH』を実現するためには、

  1. 高断熱外皮
  2. 高効率省エネ設備
  3. 太陽光発電等の創エネ設備

等の創エネ設備の3要素が必要です。高気密・高断熱のスウェーデンハウスは、ZEHの断熱基準(UA値0.60=4~7地域)を標準仕様(UA値0.38=2018年度全国平均)で大幅にクリアしているので、使うエネルギーを大幅に削減でき、少ない太陽光発電で年間のエネルギー収支をゼロにすることができます。国が最終目標としているLCCM住宅は、住宅の建設時から廃棄時まで省CO2に取り組み、生涯でのCO2収支をマイナスにする住宅のことです。スウェーデンハウスは建物自体に高い断熱性能を有しているので、LCCM住宅においても高効率の省エネ設備と太陽光発電システムを組み合わせることでLCCM住宅認定の取得も可能です。スウェーデンハウスは設備に頼らず家そのものの基本性能が重要だという住思想があり、1984年の創業以来、ワングレード・ハイスペックを標準仕様としているため、新築住宅だけでなく、すでにお住まいのスウェーデンハウスについても、同様にエネルギー収支ゼロにすることが実現可能です。

低炭素化に向けた住宅のイメージ
政府は、住宅の障害CO2排出量を削減するLCCM住宅を最終目標に低炭素化住宅を推進します。